ビザ申請中・更新中に注意すべきこと|在留トラブルを防ぐための実務ポイント
ビザ(在留資格)の申請や更新は、「書類を出せば終わり」という手続きではありません。申請中・更新中の行動や対応次第で、審査が長引いたり、不利な判断につながる可能性もあります。
この記事では、これから日本での在留を継続したい外国人の方や、外国人を雇用・支援する事業者の方に向けて、申請中・更新中に特に注意すべき実務上のポイントを分かりやすく解説します。
本文中では、奈良市・生駒市で相談を受ける際によくあるケースも踏まえて説明しています。
在留期間更新申請は「期限管理」が最優先
在留期間の更新申請は、在留期限満了日の約3か月前から提出可能です。期限直前の申請は、以下のようなリスクを高めます。
- 書類不備があった場合に修正時間が足りない
- 追加資料の提出に間に合わない
- 結果が出る前に在留期限が切れる不安が生じる
特に、仕事や家庭の事情で時間が取れない方ほど、早めの準備とスケジュール管理が重要です。
申請中でも日本に滞在できる「みなし在留期間」
在留期限内に適法に更新申請を行った場合、審査結果が出るまでの間は、従前の在留資格のまま日本に滞在可能とされています(いわゆる「みなし在留期間」)。
ただし、これは「何をしても問題ない期間」という意味ではありません。
- 現在の在留資格で認められた活動内容を守ること
- 無断転職や資格外活動を行わないこと
といった基本ルールを守らないと、更新審査で不利に判断される可能性があります。
申請中の出国・再入国は慎重に判断する
更新申請中に一時的に日本を出国するケースもありますが、出国・再入国のタイミングによっては注意が必要です。
- 再入国時に在留期限が切れていないか
- 再入国許可(みなし再入国許可)の条件を満たしているか
状況によっては、更新申請そのものに影響が出る可能性もあるため、出国前に専門家へ確認することが安心です。
追加資料の提出依頼には迅速に対応する
審査の途中で、入管から追加資料の提出を求められることは珍しくありません。よくある例としては、
- 雇用条件や業務内容の補足説明
- 収入・納税状況に関する資料
- 活動内容と在留資格との整合性説明
などがあります。提出期限を過ぎると、審査が止まったり、不利な判断につながる可能性があるため、内容を正確に整理したうえで、早めに提出することが大切です。
書類の内容は「一貫性」が重要
申請書、理由書、添付書類の内容に矛盾があると、審査官に疑問を持たれる原因になります。
- 申請書と雇用契約書の仕事内容が異なる
- 過去の申請内容と今回の説明が食い違っている
といった点は、実務上よく見られる注意ポイントです。書類全体の整合性を意識したチェックが欠かせません。
申請状況の問い合わせは方法に注意
「今どこまで審査が進んでいるのか」を知りたい気持ちはもっともですが、入管では電話での個別進捗確認に対応していないことも多いです。
- 郵送での通知を待つ
- オンライン申請の場合はシステム上で確認する
といった方法が基本になります。過度な問い合わせは、実務上あまり有効とは言えません。
奈良市・生駒市でビザ相談を検討している方へ
奈良市・生駒市周辺では、外国人の方から
- 更新時期が分からない
- 転職後の手続きが不安
- 家族の在留資格をどうすればよいか分からない
といった相談が多く寄せられます。ビザ手続きは、個々の状況によって必要書類や判断ポイントが異なるため、一般的な情報だけでは対応が難しいケースもあります。
まとめ|申請中・更新中こそ「正確さ」と「準備」が重要
ビザ申請や在留期間更新は、
- 期限管理
- 行動制限の理解
- 書類内容の整合性
といった基本を押さえることで、トラブルのリスクを下げることができます。
少しでも不安がある場合は、早めに専門家へ相談し、自分の状況に合った進め方を確認することが安心につながります。
