就労ビザ(技術・人文知識・国際業務)を申請するときに必要な書類一覧【奈良市・生駒市】
就労ビザ(技術・人文知識・国際業務)は、外国人が日本で専門性のある仕事をするための代表的な在留資格です。奈良市や生駒市に住んでいる方、奈良県内の企業が外国人を雇用する場合も、大阪出入国在留管理局または奈良支局で手続きを行います。
ここでは、申請に必要となる書類を分かりやすくまとめています。
基本の提出書類
在留資格認定証明書を申請する場合(COE)
外国人がまだ日本にいない状態で、企業が呼び寄せるときに提出する書類です。
- 在留資格認定証明書交付申請書
- 写真(縦4cm × 横3cm)
- パスポートコピー
- 雇用契約書、内定通知書、または労働条件通知書
- 会社概要資料
- 登記事項証明書(履歴事項全部証明書)
- 決算書または確定申告書一式
- 給与台帳・源泉徴収簿(従業員が少ない会社の場合)
- 仕事内容を説明する資料(職務説明書、組織図など)
- 大学卒業証明書、成績証明書または職歴証明書
- 健康保険・社会保険の加入状況を示す資料
在留資格変更(例:留学生→就労ビザ)
すでに日本に住んでいる方が就労ビザへ変更する場合に必要な書類です。
- 在留資格変更許可申請書
- パスポート・在留カード
- 写真(縦4cm × 横3cm)
- 雇用契約書または労働条件通知書
- 勤務先の会社概要資料
- 在学証明書・卒業見込み証明書
- 成績証明書(留学生の場合)
- 仕事内容を説明する資料
- 会社の決算書類、登記事項証明書
在留期間更新(更新許可申請)
- 在留期間更新許可申請書
- パスポート・在留カード
- 写真(縦4cm × 横3cm)
- 雇用契約書または労働条件通知書
- 給与明細(直近数か月分)
- 納税証明書
- 勤務先の決算書、会社の登記事項証明書
- 社会保険加入証明
更新の場合は、これまでの勤務実績が重視されます。
状況により追加される可能性がある書類
就労ビザでは、職務内容や会社の規模によって追加書類を求められるケースがあります。
・専門性を証明する資格証明書
・前職の職歴証明書
・会社の就業規則
・源泉徴収簿
・派遣の場合は派遣元契約書、派遣先契約書
・母国語と異なる言語で業務をする場合は語学力を証明する書類
奈良市・生駒市で申請する場合のポイント
奈良県の場合、多くの申請は大阪入管が窓口ですが、在留関係の手続きは奈良出張所(奈良支局)でも取扱う内容があります。
ただし、就労ビザの審査は大阪本局が担当するため、最終判断は大阪入管で行われる点に注意が必要です。
・企業の規模が小さい場合、決算書や源泉徴収簿などを細かく求められることが多い
・仕事内容と大学で学んだ内容の関連性が弱いと追加資料を求められやすい
・書類が不備の場合、審査が長期化する傾向がある
まとめ
就労ビザの申請は「会社側の書類」と「外国人本人の書類」の両方が必要です。状況によって追加書類が求められる場合もあり、正確な準備が審査スピードや許可率に直結します。
奈良市や生駒市で就労ビザの手続きが必要な場合は、早めの準備が安心です。
